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神奈川県慢性期医療協会 活動

第16回 神奈川県慢性期医療協会 web講演会 開催

《開催案内》

  • 開催日時:2023年6月9日(金)17:50~19:20
  • 開催場所:【ライブ配信】Zoom によるオンライン配信
  • 費用:無料(会員施設、非会員施設ともに無料)
  • 幹事病院:平成横浜病院
  • 共催  :神奈川県慢性期医療協会 / 株式会社大塚製薬工場

《プログラム》

座長:平成横浜病院
院長:程塚 明 先生

■一般講演:(18:00~18:30)
慢性期医療におけるチーム医療のかたち
演者:平成横浜病院 栄養科 係長 金森 祐樹 先生


■特別講演 (18:30~19:20)
回復期・慢性期医療につなげる急性期リハビリテーション医療
演者:横浜市立大学医学部 リハビリテーション科学教室 主任教授 中村 健 先生


2023年6月9日(金),第16回となる神奈川県慢性期医療協会講演会を,当協会と株式会社大塚製薬工場との共催により,オンライン配信にて行った.AP横浜(横浜市西区)を会場に,事前に申し込みがあった約100名の方にご視聴頂いた.前回に引き続き,幹部会のみ対面で開催した.

講演会は二部構成で行われ,両講演ともに,座長は当協会副会長で幹事病院である医療法人 横浜平成会 平成横浜病院の院長 程塚 明氏が務めた.

一般講演の講師は,同院管理栄養士である金森 祐樹氏が務めた.「慢性期医療におけるチーム医療のかたち」と題しご講演を頂いた.

金森氏からは医療現場のあり方について話していただき,日々の医療現場において適切な医療を提供したいという理想と,時間の制約や業務負担といった現実に乖離を感じる場面がある.そのような場面においては2つの選択肢があり,1つは新たな世界を探しにいくこと,もう一つは理想を捨てて継続することである.しかし後悔しない人生を歩むためには理想と現実との乖離に立ち向かうという選択肢もある.

理想に向けて現状を変えていくためには,各職種がそれぞれの高い専門性を発揮しながら,お互いに連携し,時には職種の垣根を越えて「補完しあう」ことが大切である.

講演の最後に「プロフェッショナルとは職業で決まるのではなく,そこでどう働くかで決まる」という言葉が印象的だった.

後半は,横浜市立大学医学部リハビリテーション科学教室 主任教授の中村 健氏を講師にお迎えし「回復期・慢性期医療につなげる急性期リハビリテーション医療」をテーマにご講演頂いた.中村氏からは,リハビリテーション医療とは急性期から回復期,生活期へと一貫した医療が必要となることをお話頂いき,医師による全身状態,身体機能の評価と医学的管理のもと超早期からの離床と運動負荷が中心となり,そのことが回復期,維持期に繋げるための急性期リハビリテーション治療であると述べられ,リハビリテーションの様子を映した動画や数多くのエビデンスに基づくデータもご提示頂き,大変有意義な講演会となった.

医療法人社団 三喜会 理事長 鶴巻温泉病院 院長 鈴木龍太(神奈川県慢性期医療協会会長)
医療法人社団 三喜会 鶴巻温泉病院 伊勢正輝(事務局)

【集合写真】(撮影時のみマスクを外しています)
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